因数分解の裏技

因数分解の裏技

2024年7月17日

高校入試では因数分解の問題が頻出です。
一見簡単そうに見える問題も、意外と正答率が低いことが多くあります。
今回は、定期テスト・高校入試に頻出の「因数分解の解き方」について詳しく解説していきます。

どの公式を使えば良いかわからない

x²の前に数字があるせいで、因数分解の4つの公式どれを使えば良いか迷ってしまいます。
しかし、あるポイントを知っているだけで、この問題の解き方が見えてきます。

因数分解の基本ステップ

ステップ1 共通因数でくくれるかを調べる

最初に、全ての項に共通する因数がないかを調べます。
今回は、共通因数がありませんでした。

ステップ2 一番前と一番後ろの数に注目する

次に、一番前の数と一番後ろの数に注目します。
この場合、4x²と9です。4x²は(2x)²、9は3²と、それぞれ2乗で表すことができます。

ステップ3 因数分解の公式を仮定する

このように、一番前と一番後ろの数を2乗で表すことができる場合は、90%以上の確率で、
(   )²の形に因数分解することができます。

ステップ4 それぞれの数字・符号を入れる

そして、数字・符号を前から順番に(   )²の中に入れていきます。
これで因数分解が完了しました。

ステップ5 展開して確認する

最後に、この答えを展開して元の式と一致するかを確かめます。
(2x − 3)² = 4x² −12x + 9
これで、この因数分解が正しいことが確認できました。
このように、必ず展開して成り立つかを確認しましょう。

まとめ

因数分解は高校入試において重要な単元の一つです。
基本的な手順を覚えて、何度も練習することがとても大切です。
今回解説した方法を使って、ぜひ問題を解いてみてくださいね!

他にも、高校入試に出た因数分解の問題などを記事にしています!
https://jyukupri.com/%e5%9b%a0%e6%95%b0%e5%88%86%e8%a7%a3%e3%82%92%e5%88%a9%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e8%a8%88%e7%ae%97/

文章だと分かりづらかった人は動画を見てみてね!