私立入試によく出る規則性の問題

私立入試によく出る規則性の問題

2024年7月17日

私立入試でよく出題される問題の一つに、規則性の問題があります。
「マッチを並べる問題」「正方形を並べて図形を作っていく問題」など、多種多様な規則性の問題が出題されています。
https://kokojuken.com/blog/ma-kisokusei/
※参考 「高校入試徹底対策ガイド」

特に「その年」を使用した問題は頻出なので、解説をしていきます。

強引に考えずに規則性を見出そう

規則性の問題は、強引に一つずつ考えていけば必ず正解することができます。
ただし、入試になると時間も限られるので、規則性を見つけるようにしましょう。

規則性問題の基本ステップ

ステップ1 数字の順番を整理する

最初に、並んでいる数字に順番をつけ、その時の値を整理しましょう。
例えば、今回の場合は、以下のように整理することができます。

1番目: 4
2番目: 7
3番目: 10
4番目: 13
5番目: 16

ステップ2 規則性を仮定する

見てみると、
「番号を3倍して1を足すと下の数字になる」
という規則性を仮定することができます。

ステップ3 いくつかの番号で成り立つか確認

具体的に見てみましょう。

  • 2番の番号を3倍して1を足すと 7
    (2×3 + 1 = 7)
  • 3番の番号を3倍して1を足すと 10
    (3×3 + 1 = 10)

このように、すべての番号について
この規則が成り立つことがわかります。

ステップ4 n番目の値を考える

一方、n番目の数は、(3n + 1)
と表すことができます。

実際にnに具体的な数字を代入して確認してみましょう。

  • 1番目の数 = 3×1 + 1 = 4
  • 2番目の数 = 3×2 + 1 = 7

よって、この規則が成り立つことが確認できます。

ステップ5 求めたい数を代入する

最後に、今回求めたいものは2024番目の数なので、nに2024を代入して計算します。

3n + 1 = 3×2024+1
          = 6072+1
          = 6073

つまり、2024番目の数は 6073 になります。

まとめ

このように規則性を見つけて解く問題は、入試でもよく出題されます(特に、私立入試で頻出です)。
今回解説した方法を使って、ぜひ問題を解いてみてくださいね!

他にも、私立入試に出そうな問題はこちらに記事にしています!
https://jyukupri.com/%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%ae%e6%95%b4%e6%95%b0%e9%83%a8%e5%88%86%e3%81%a8%e5%b0%8f%e6%95%b0%e9%83%a8%e5%88%86%e3%80%8c%e9%ab%98%e7%a2%ba%e7%8e%87%e3%81%a7%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%e3%81%ab/

文章だと分かりづらかった人は動画を見てみてね!