高校入試に出やすい因数分解

高校入試に出やすい因数分解

2024年7月24日

中学校3年生で習う因数分解。実は因数分解は、高校生・大学生になってもずっと使う重要な単元です。
なので、基礎が抜けてしまっていると、この先ずっと苦戦することになってしまいます。

今回は、入試問題でもよく出題される問題を使って、因数分解の基礎を復習していきましょう。この問題、見た目は簡単そうに見えますが、意外と正答率が低いんです。この記事では、そんな因数分解を分かりやすく解説していきます。

因数分解の4つの公式はすぐに出るようにしましょう!

まず因数分解と聞いたら、因数分解の4つの公式が頭に思い浮かぶようにしましょう。

① x² + (a + b)x + ab = (x + a)(x + b)
② x² + 2xy + y² = (x + y)²
③ x² − 2xy + y² = (x − y)²
④ x² − y² = (x + y)(x − y)

問題を見た際には、この公式のどれを使うかを瞬時に判断し、解く必要があります。
実際に練習していきましょう。

解くためのステップ


ステップ1 共通因数でくくれるかを調べる

まず最初のステップとして、全ての項に共通する因数がないかを調べます。
今回の場合、4x²も100も両方とも4の倍数なので、4でくくることができます。

ステップ2 くくった後の()の中に注目する

4でくくった結果、上の画像のような結果になりました。
では次に、()の中に注目します。()の中は、x² − 25です。

ステップ3 因数分解の公式を当てはめる

ではこのx² − 25に対し、因数分解の4つの公式のどれが当てはまるかを考えます。
x²はxの2乗、25は5の2乗なので、4番の公式
x² − y² = (x + y)(x − y)
が使用できそうです。

ステップ4 公式を使って因数分解をする

実際に公式に当てはめると、以下のように因数分解ができます。

x² − 25 = (x + 5)(x − 5)

これ以上は因数分解できないので、これで終了となります。

まとめ

いかがでしょうか?今回は基礎の問題を解説しましたが、どれだけ複雑な問題でも、基本を押さえて順序立てて解いていけば、必ず解くことができます。
特に入試問題では、因数分解が得点を稼ぐポイントとなることが多いので、ぜひこの方法を活用してみてください。

最初は「どの公式を当てはめるか」「どこから手をつければ良いか」と迷ってしまい、時間がかかるかもしれませんが、練習を繰り返すことで、必ずスピードも正確性も向上します。解いていてわからなくなった際は、またこのサイトに戻ってきて復習してみてください!

この記事が皆さんの学習の一助となれば幸いです。
因数分解の攻略法をマスターして、自信を持ってテスト・入試に臨んでくださいね!

他にも、因数分解を使った問題などを記事にしています!
https://jyukupri.com/%e5%9b%a0%e6%95%b0%e5%88%86%e8%a7%a3%e3%82%92%e5%88%a9%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e8%a8%88%e7%ae%97/

文章だと分かりづらかった人は動画も見てみてください!サイトと動画で二重に勉強することで、より深く理解することができると思います。また、動画では因数分解の問題の他にも、色んな問題を解説しているので、ぜひ見てみてくださいね!